コンクリートの素地を見せる透明な仕上げには、表面に透明な膜を作る塗料と、内部に浸透して作用する表面強化剤があります。見た目が透明でも働き方は同じではありません。使用場所、既存塗膜、水濡れ、滑りへの対応を確認して選びましょう。
こんにちは。yuka-care.com 編集部のHです。
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塗膜型と浸透型を分けて選ぶ
| 種類 | 働き方 | 購入前の確認 |
|---|---|---|
| 透明塗膜を作る塗料 | 床表面に樹脂の膜を形成 | 用途、下塗り、艶、耐摩耗性、塗り重ね条件 |
| 浸透型の表面強化剤 | コンクリートに浸透し素地へ作用 | 未塗装面への適合、着色面の可否、上塗り制限 |
両方とも「クリア」と呼ばれることがありますが、透明だから防水・防滑・つや消しになるわけではありません。防水層を必要とする場所で、一般の透明仕上げを代用品にしないでください。

コンクリアは浸透して強化層を作る製品
アサヒペンのコンクリアは、コンクリート面に浸透しガラス質の強化層を形成する製品です。メーカーは、未塗装・未着色のコンクリート、モルタル、スレートを適した場所としています。一般的な透明樹脂塗膜と同じ分類で選ばないことが重要です。
公式仕様では、塗装済みの床には塗膜を完全に取り除く必要があり、施工後は塗料が密着しないことがあるため上塗りしないとされています。新しいコンクリート・モルタルは施工から1か月以上たってから使います。
仕上がりは光沢を伴いますが、吸い込みが多い面では光沢が出にくい場合もあります。「必ずつや消しになる」とは判断できません。使用前にコンクリアの用途・使用方法・注意事項を確認してください。

透明塗膜の製品も1液・2液を区別する
大同塗料の「水系クリアー」は、1液型と2液型で樹脂や取り扱いが異なります。名称が近くても、どちらでも同じ床に同じ工程で施工できると考えないでください。
比較するときは、下地、塗装回数、下塗りの必要性、混合の有無、乾燥・使用再開の条件を同じ表にまとめます。製品ごとの数値は大同塗料の水系クリアー資料で確認し、販売店にも対象の床を伝えて適合を照合しましょう。
水濡れと滑りを別に確認する
濡れる床、靴で歩く床、車両が通る床では、見た目だけで選べません。艶が控えめでも滑りにくさの保証にはならず、表面強化と防水性能も別の項目です。
防滑材を使う場合は、その材料が選んだ塗料に対応しているかを確認します。例えばアサヒペンのすべり止め材にも適用条件があります。他社製品や浸透型強化剤に自己判断で混ぜないでください。
DIY前の確認と試し塗り
- 屋内外、雨・水濡れ、歩行・車両の有無を書き出します。
- 旧塗膜、油、粉化、ひび割れ、湿気を確認します。
- メーカーに床の状態を伝え、製品と下塗りの組み合わせを決めます。
- 表示された方法で清掃・補修・乾燥を行います。
- 目立たない場所で、艶、吸い込み、乾燥、下地への影響を確認します。
- 乾燥時間と、歩行・水濡れ・荷重を戻せる時間を分けて守ります。
道具は選んだ製品に対応するハケ・ローラー、養生材、清掃用品、指定の保護具を揃えます。費用は床面積と表示塗布量から必要容量を算出し、下塗り・補修・消耗品も加算してください。吸い込みの多い床では通常の塗り面積だけを当てにしないことが大切です。
素地感を残したい人も、まず用途と下地から候補を絞りましょう。湿気や劣化の原因が分からない床、防水性を確保する必要がある床は、塗る前に施工業者へ状態を確認してください。
