コンクリート床塗装の下地処理|清掃・補修・乾燥・下塗りの確認順

コンクリート床の塗装は、清掃、傷みの確認と補修、乾燥、塗料に合う下塗りを順番に確認します。シーラーを塗るだけで穴や段差が直るわけではありません。油、湿気、粉化、古い塗膜の状態に応じて下地処理を選びます。

こんにちは。yuka-care.com 編集部のHです。

目次

塗る前に床の状態を分ける

床の状態 確認する工程
ほこり・泥・油汚れ 清掃と、選んだ製品に合う脱脂
表面が粉になる 弱い表層の状態と除去・処理方法
ひび割れ・穴・段差 損傷の原因と、塗装とは別の補修
水分が残る・湿気が上がる 水分の原因と、塗装可能な条件
古い塗膜がある 密着、剥がれ、再塗装製品との適合

同じ床に複数の状態がある場合は、場所ごとに記録します。ガレージの入口は乾いていても、壁際や車両の下には油や湿気が残っている場合があります。見える一か所だけで全面の条件を決めないでください。

コンクリート床の下地処理の説明用イメージ 1
説明用のイメージです。特定モデルの実物や、実際の使用・施工の記録を示すものではありません。

清掃と古い塗膜の処理

アサヒペンのコンクリート床塗装の案内では、塗装前の下地処理を確認できます。塗料の選定後に、その塗料が求める清掃・旧塗膜の処理方法へ合わせます。

まず乾いたごみを除き、油汚れなどを指定された方法で落とします。洗剤や剥離剤を使った場合は、残留物を除去する工程も必要です。洗った直後に見た目だけで乾燥を判断して、塗装へ進まないでください。

旧塗膜がある場合は、剥がれた部分だけを取ればよいか、全面の除去が必要か、製品の再塗装条件を確認します。強固に残る塗膜でも、上に塗る材料との相性を確認しないまま使いません。研磨が必要な場合は、粉じん対策と、研磨後の清掃まで工程に含めます。

コンクリート床の下地処理の説明用イメージ 2
説明用のイメージです。特定モデルの実物や、実際の使用・施工の記録を示すものではありません。

補修材とシーラーの役割を区別する

穴、欠け、段差を埋めるのは、用途と厚さに合う補修材の役割です。シーラーやプライマーは、下地と上塗りのための下塗りとして選ぶもので、凹凸を埋める万能な材料ではありません。

補修材はコンクリート床に使えるか、車両が通る場所に対応するか、その厚さで施工できるか、上から塗装できるかを確認します。表面が固まっていても、塗装可能な養生期間を満たしているとは限りません。

ひび割れが広がっている、床が沈んでいる、水が繰り返し出るといった状態では、表面だけを埋めて原因が解消したとは判断できません。塗装の前に、補修や調査の範囲を確認してください。

乾燥・塗り重ね・使用再開は別の時間

製品表示では、触れる程度の乾燥、次の塗料を塗れる時間、歩行できる時期、車両を戻せる時期を分けて読みます。気温や湿度、塗膜の厚さ、下地によって条件が変わるため、すべての塗料を「翌日から使用可能」とは扱いません。

新しいコンクリートも、打設後の日数だけで一律に判断しません。選んだ塗料の下地条件と養生の案内を確認します。水分による不具合については、アサヒペンの塗料に関するQ&Aなど、メーカーの説明を参照します。

屋内で使う場合は、施工中だけでなく乾燥中の換気、通行制限、車両の置き場所も計画します。予定日に無理に合わせるより、確認した使用再開条件から逆算して施工日を決めます。

下塗りは上塗りとの組合せで選ぶ

下塗り材は、同じメーカー名というだけで適合するとは限りません。旧塗膜、補修材、コンクリートの状態と、上塗り塗料の指定をそろえます。上塗りに下塗り不要の条件がある場合も、その条件を満たすか確認してください。

  1. 施工する面積と、床に求める用途を決めます。
  2. 清掃・旧塗膜除去・補修が必要な範囲を記録します。
  3. 塗料と下塗り材の組合せを確認します。
  4. 補修と清掃後の乾燥条件を確認します。
  5. 小面積で適合を確認し、塗布量・塗り重ね時間に従って施工します。

予算は下地処理を省かずに組む

材料費は、清掃用品、補修材、下塗り、上塗り、養生、保護具、道具に分けて計算します。上塗りの缶数だけでDIY費用を見積もると、床の傷みへの対応が抜けます。業者へ依頼する場合も、どの状態まで下地を整えるのか、見積書の工程を確認します。

塗装の仕上がりを考えるなら、先に床の状態を記録し、シーラーで直す問題と補修材で直す問題を混同しないことが大切です。用途に合う材料と、使用再開までの条件をそろえて進めましょう。

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